クソアニメといわれた例のアニメを視聴した感想

お久しぶりです

骨折して暇だったのでアニメを見て過ごしていましたが、その際に評価がわるい「クソアニメ」を視聴することにしました。

普段アニメはよく見ますがあまりにも退屈で見ていられないアニメというのはあくまでも価値観の違いからしか起こらないと考えていました。

今回は異世界枠クソアニメの宝庫と印象付けてしまった「スマホ太郎」「デスマ二郎」(後述しますがデスマは全然普通に見れる面白いアニメだと思います。6話までしかまだ見てませんが)「百錬三郎」とネットで言われていた三作を見ました。

また順番は三郎太郎二郎の順番です。

まず三郎の感想から

まずは世界設定からですが、原作もそうらしいのですがまず唐突に異世界に転生してきてから2年後から物語が始まります。説明もなしに唐突に異世界に慣れきっている主人公を見るところからスタートとはなかなか斬新だなと思いました。というか置いてけぼりです。知識もない視聴者にとっては唐突にマリオカートで最初から2LAPの差があるようなものだと感じました。その後も世界の説明は要所要所で行われますが頭に入ってきてくれません。よく話題に上がっていた「妹にしといてよかったぜ」なるセリフも世界設定の詰めが甘かったのか、そもそも言葉選びのセンスがなかったのか、主には後者が理由だと思いますが前者のせいで余計にネタにされた感じもあります。

そしてこのアニメは異世界に着いてから2年後という世界でスタートするため既に攻略済みのようなデレデレヒロインが何人か最初から存在しています。尚一番驚かされるのは主人公は最初から付き合っている彼女が現実世界におり、全員最後まで見なくとも負けヒロインとしか言いようがない状態なのです。現実世界の彼女との話はないためEDで出てきて口をパクパクさせている様子くらいしか印象に残らないためか「酸欠金魚」と呼ばれる始末です。せめて異世界に着くまでの流れが説明されれば良いのですが作中には説明がなく愛着が湧きません。 というか一部の異世界のヒロイン達も流れがほぼ説明されないので愛着が湧きません。一応途中に過去の振り返りを入れますが、最初の2年を順当に描いた方が面白いのではないかと思いました。肝心のストーリーについてなのですが、とある国のトップとして国を導いていくというようなものなのですが、全てスマホ(アニメの方では左上に圏外と出ているが)の知識頼りで、主人公自身の頑張りが見られないため主人公に対しても好感度が持てません。そんな中好感度が持てないヒロインと相まって興味の湧かない話を永遠と見させられるようか感覚に陥りました。それとよくスマホから知識を使うことを「チート」と主人公が自称してるにもかかわらず、敵陣に能力が極端に強いキャラクターが出た際は「チートだ」と批判していたところは本当に寒気がしました。しかしながらまだ抑揚がないわけでもなく(即スマホで問題解決を行うため他のアニメと比較するとかなり平坦なアニメですが)チートだと批判したキャラを含む軍との対戦は少しばかり盛り上がりがありました。

しかしながら作画は褒められたものではなく、途中からヒロインすらもモブのような手抜きさになり、肩が直線だったりとかなり目に付きます。制作費がないなら作らないという選択をとらないとその作品が好きな人にも失礼なのではないかと思わせるところがあります。

総評としては下の下だと思いましたが、この後言及するスマホ太郎という下がいるので最底辺というわけでもないのかなと思いました。そしてストーリーも最初からスタートしていれば複雑さも減り、まだ見れる代物だったかもしれません。

次に太郎の感想に移ります。

世界設定は誤って人生を神様に終わらされた主人公がなにか能力を持って異世界にいくというものなのですが、主人公はスマホを持っていくという選択をとります。ここまでは三郎よりしっかりした理由があり、話に入りやすいのではないかと思います。しかしながらスマホ以外に神様により肉体的、魔法的にほぼ最高スペックを与えられストーリー上ではタイトルを壊しにかかります。更にはリアルラックも異常で最初の金がないという場面から脱するシーンは恐らく頭を抱えたくなるレベルだと思います。多分アニメを見る際はこの時点で切った方もいるレベルだと思います。その後もスマホが登場することはほぼなく最初に与えられた能力でやりくりし、問題解決の速度も5分アニメくらいのストーリーを24分フルに使って繰り返します。そして場面転換する際に寸劇?があるのですが異常に寒くて見ていると心が磨り減ります。そしてストーリーが進むにつれて、主人公は便利な魔法をいくつか獲得し、ストーリーの単調さが目立つようになります。ヒロインについては主人公が強すぎるため純粋に陰が薄い感じがしました。主人公に助けられたり、主人公のスキルに対して興味を抱いたり出会いのきっかけは様々だったと思いますが、主人公が強すぎて下位互換になってしまってあるところがあります。本人はその自覚が薄いため寒い発言をする要因ともなっています。そのためヒロインはストーリー上での活躍が薄すぎて印象に残りません。ストーリーがつまらないだけならまだしも、寒いという部分も多く見てるだけで苦痛に感じる場面も多いです。それ以外にも「まるで将棋だな」のようにフラグを立ててはいるものの理解に苦しむこじつけも多くそれも寒さに拍車をかけています。評価で言うともはや現代の拷問レベルのアニメです。そこそこ原作が人気があったとは思うのでお金を回してもらえたのか作画はそこそこ良かったと思いますが、作画とかどうでもよくなるくらいにストーリーが寒かったです。総評としては最悪で、今まで見てきたアニメの中では極端に苦痛を感じました。これをみるなら毎日おじゃる丸みたほうが楽しいと思います。あれも過去の世界から現代の世界という異世界に流れ着いた異世界ファンタジーだと思いますし、話も格段に面白いです。長年続く作品なだけあります。

最後に二郎の感想を

社畜の主人公が寝た時、唐突に制作していたゲームの世界になぜか入り込んでしまい、何故かめちゃくちゃ強くなる(多分そこについてはなにか説明があったと思います、友達と見ていたため内容の入り方が浅い為記憶にはないです)タイプの無双系の主人公のタイプです。ストーリーはかなり無難で今のところは不安な様子はなく、威張る様子もなく仲間を助けながら進んでいます。ネットの評価をみるとよくないようですが、6話までの段階で既に太郎、三郎の大きく上をいくアニメだと思います。完走した段階でまた記事は追加するかもしれないですが同列に並べていいレベルではないです。

今回思ったのは調べた内容を過信するのではなく、たまには見てみようということでした。

長々と書きましたがお疲れ様でした